前回は「90分の倍数だけ寝ればいい」という記事を書いたわけだが、
今回はその続きで、
じゃあ90分の倍数であれば長く寝てもいいのか、
ということについて書く。
たとえば「平日に睡眠不足の日が続いたな」と思うときに、
「土日で寝だめしよう」と考えたことがある人は多いだろう。
しかしこれは、現実的な解決法ではない。
健康な人10人を14時間、無理やりベッドに入れた実験が行われた。
彼らに1日中、好きなだけ寝てもらった。
実験開始前の平均睡眠時間は7.5時間とのこと。
最初の2日間はみな13時間くらい眠っていたが、
3日目以降は長く眠ることが無理で、
徐々に睡眠時間が短くなっていった。
3週間後に、10人の平均睡眠時間が8.2時間になって、睡眠時間が安定したそうだ。
5時間も6時間もベッドで起きているなんて、僕だったら苦痛で仕方がない。笑
ここから考えられることとしては、
この人たちは、
平均して8.2時間寝るのが一番すっきり起きられる睡眠時間だった、
ということだ。
ただ、理想の睡眠時間に戻るまで、
実際にかかった期間は3週間。
3週間続けて14時間ベッドにいることなんて、
とても現実的ではない。
だから、長く寝ればいいかというと、そういうわけでもないようだ。
睡眠不足が続いた人は、
別な方法を考えなければならない、
ということだ。
Comments